ニコンレンズ ユーザーレポート 第1回音楽プロデューサー編 室内空間快適レンズ 「プレシオ ホーム&オフィス デュオ」 

「見る」ことにこだわり、高い光学性能と優れた見え心地を追究したニコンのメガネレンズ。
豊富なラインナップの中から、実際にかけてみた感想を様々な分野でご活躍されているプロフェッショナルにお伺いします。

第1回は音楽プロデューサーとして活躍されている
時乗浩一郎さんの登場です。
この日はロックバンドのCDを製作中のスタジオでお話しを伺い、音楽プロデューサーという職業の観点から「プレシオ・ホーム&オフィス デュオ」の見え心地について語っていただきました。



『視野の広さが老眼鏡とは違う。手元から室内を広々と見渡せて、明るく見えるのが嬉しい』

時乗浩一郎さん(49歳)
プロフィール
1965年生まれ。明治学院大学 法学部卒業後、音楽家としての道を歩み、制作ディレクターとして人気グループDEENや藍坊主などの数多くの作品に携わる。
その後も数多くのアーティストのプロデュース業を通して音楽業界では唯一無二の存在感を示している。
現在はレコード会社のプロデューサーとして自身で発掘したロックバンドやシンガーソングライターなどのインディーズ系アーティストを中心に幅広くプロデュースの仕事を展開。 自身も演奏するマルチプレイヤーでもあり、作曲、編曲、ディレクター、プロデューサーと音楽に関わるあらゆる業務をこなすベテラン音楽家。
最近では、ユビキタス、reading note、オトループ、ツヅリ・ヅクリ、入日茜、松本佳奈、平岡史也等を手がける。 趣味の料理は素人の域を超えた腕前。

時乗さんのレンズと処方値:
プレシオ・ホーム&オフィス デュオ1.60
スタンダードタイプ累進帯長22㎜
R) S+0.75 ADD1.50 L) S+0.75 ADD1.50

イメージ画像

Q.音楽プロデューサーといえば、CDが発売されるまでの過程を取り仕切る司令塔的存在というイメージがありますが、実際にどの様なお仕事ですか?

A.現在、ベルウッド・レコードという会社で、主にインディーズ系アーティストのプロデュースやプロモーションを行っています。親会社がキングレコードなので、僕はレコード会社系列の音楽プロデューサーでしょうか。音楽産業の中での会社員でもあります。

音楽プロデューサーの仕事は多岐にわたりますが、一言で言えば音楽を作り上げて届ける仕事です。プロデューサーには大きく分けて2つのタイプがあると思います。ひとつはサウンド系。例えば山下達郎さんのようなタイプで、ミュージシャン自身が自分のサウンドにこだわって音楽作りをします。そのミュージシャンのサウンドが音楽に色濃く反映されますね。もう一つはプロデューサー系です。こちらは、それぞれのアーティストの個性やいいところを最大限引き出し、アーティストの世界観を作るというやり方です。僕自身は後者です。作詞・作曲やアレンジもしますし、映像も作りますが、あくまでもアーティストが作り出す世界の「内容」にこだわりたいと思っています。

Q.“内容”とは具体的にどういったものですか?

A.何を歌うのか、何を伝えたいのか、それが「内容」です。それは歌詞であり、歌でもあり、メロディーでもありますが、それらが合わさって、アーティストの世界観が音楽として表現されます。その内容を大切にしています。
僕の役割は、アーティスト1人ひとりのポテンシャルを引き出すことです。録音までの準備期間がとても大切であるのと同じ位、ひとつの録音を完成させることは重要です。そこには多くの作業があり、多くの人間が関わっています。編集作業をするエンジニアや楽器の調整を専門とするアドバイザー等です。そのためにはチームワークが必要です。チームをまとめて同じ方向性に向かわせる事は、音楽に限らずあらゆる仕事で共通する課題だと思うのですが、僕は音楽の「内容」にこだわってチームを導きます。そして、様々な人の力が結集しているからこそ想像以上のものが出来上がります。

Q.今日はスタジオでの録音にお邪魔していますが、随分、細かい作業が多いようですね?

A.音楽の世界でもパソコンの役割が大きくて、編集など細かな作業が正確に素早く出来るようになりました。今日はクオリティーの高い生音を録るために、大きなスタジオで録音していますが、マックが1台あれば一人で編集まで完成させることができます。僕も普段の仕事では、70㎝ほど離れたデスクトップパソコンのモニター画面を見ながら、手元の譜面を見るといった作業が多いですね。レコーディングでは別室にいる楽器奏者と透明なガラス越しにコミュニケーションをとったり、編集作業を行うエンジニアやアーティストと何度も確認をとりながら製作・編集を進めていきます。ですので、手元からパソコン、さらに室内を広く見渡せることがとても重要なのです。音楽に関わるエンジニアは特に目を酷使する環境にいると思います。スタジオに入ると夜中まで丸1日こもりっきりで仕事をすることが多く、長時間集中力が必要なので快適に疲れないように作業を続けられることはとても大切です。

イメージ画像

Q.今回、プレシオ ホーム&オフィス デュオを使ってみて、いかがでしたか?

A.全く違和感なくかけられて驚きました。スタジオはダウンライトなどの間接照明を使っていますので、譜面が見えづらいと感じるようになっていました。このメガネならはっきり見えますし、パソコン画面もよく見えるように作っていただいたので快適です。ノートパソコンでは資料や譜面をチェックしたりしています。スタジオ内で少し離れた場所にいるスタッフの表情もよく見えるので、コミュニケーションもとりやすいです。

イメージ画像

Q.以前はどのように対策をしていたのですか?

A.もともと目がよかったのでメガネを作ったことがなく、手元を見るときに既製老眼鏡でしのいでいました。このメガネは僕が見たいところがストレス無く見えるのがいいですね。スタジオの作業で掛け外しをするストレスも無くなりました。しかも、視野がとても明るくなりました。見える範囲が広いですし明るく見える。とても気に入って、以前使っていた老眼鏡とは違い、すっかり日常生活に馴染み、今では気がついたらメガネをかけたままでいる事が多くなりました。

Q.共感する音楽プロデューサーはいらっしゃいますか? また、このお仕事にとって大切なものはどのようにお考えですか。

A.共感するのはデビッド・フォスターですね。「シカゴ」というアメリカのグループを80年代に再生させた人です。ブラスロックとして活躍した後、しばらく停滞していたシカゴの良いところ、ブラスサウンドやメロディーといったものを見事に融合してシカゴの世界観を強く打ち出しました。先ほどもお話ししたように、アーティストのいいところを引き出しプロデュースするというのが僕の考え方なので共感する部分が大いにあります。
この仕事は飲食業に例えられると思っています。お客様がいて初めて成り立つ商売ですから、“シェフのこだわり”がプロデューサーの腕にかかっていることになりますね。これは音楽に限らないと思いますが、様々な人が介在することで、よりいいものになるということを年齢を重ねてさらに強く感じるようになりました。たとえばロックという音楽は多くの10代のリスナーが聴く音楽だと思うんですね。であれば、10代の感性がとても重要なのです。それに対して、アドバイス、サポートをしながら世界観を音楽に反映させる。そのためにはアーティストとスタッフとのチームワークが大切です。この様な信頼関係でこれからもいい音楽を作っていきたいと思います。

イメージ画像

ページトップへ戻る