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紫外線と目のお話

撮影 落合淳一

梶田眼科 梶田雅義先生
・略歴
1976年 3月 山形大学工学部 電子工学科 卒業
1983年 3月 福島県立医科大学 医学部 卒業:同眼科学教室 入局
1988年 7月 福島県立医科大学 眼科学 助手
1991年 7月 福島県立医科大学 眼科学 講師
1993〜1995年 カルフォルニア大学バークレー校 留学(研究員)
2002年 12月 福島県立医科大学 退職
2003年 1月 福島県立医科大学 非常勤講師
2003年 6月 東京都港区芝浦3-6-3 梶田眼科院長
・受賞歴
2007年 7月 日本コンタクトレンズ学会功労賞 受賞
2012年 11月 Best Doctors in Japan  受賞
梶田眼科URL  http://www.kajitaganka.jp
紫外線とは?
太陽から照射される光のうち、私達が目で見ることができるのは380-780nmという波長の光で、可視光線と呼ばれています。一方で紫外線は、その言葉が表すように、紫よりもさらに波長が短い可視光線の外にある光で、目に見えない光ですが強いエネルギーを持っています。
紫外線はその波長によって3つに分けられます:
UV-C 大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しません。
UV-B ほとんどは大気層(オゾンなど)で吸収されるが、一部は地表へ到達し、皮膚や眼に有害です。
UV-A UV-Bほど有害ではないが、長時間浴びた場合の健康への影響は懸念されています。
紫外線 UV-C UV-B UV-A 可視光線 青 緑 赤

散乱 散乱光 直散光 反射光 反射

紫外線は散乱/反射する
紫外線は、非常に散乱しやすいため、私達が浴びる紫外線の半分以上は直接太陽から照射されたものではなく、大気中の粒子で散乱したり地面や建物に反射してはね返ってきたものです。あらゆる方向から紫外線を浴びることになるので、正面からの紫外線だけではなく、上方、下方、側方、背後からの紫外線にも注意する必要があります。
一年中降り注ぐ紫外線
紫外線の量は、6〜8月の夏にピークを迎えます。しかし、3月や10月などの春や秋、そして冬でも紫外線は降り注ぎます。紫外線の影響は蓄積されるので、一年を通じて紫外線対策をすることをおすすめします。
月別紫外線照射量(kJ/m2/日)
紫外線が健康に与える影響
紫外線(UV-B)の大半は角膜が吸収 角膜を透過した紫外線のほとんどは水晶体が吸収紫外線は、強いエネルギーを持つ光で、私たちの健康にさまざまな影響を及ぼします。紫外線を浴びすぎることで、日焼け、シミ、しわの原因となるだけではなく、長期にわたり紫外線を浴び続けていると、皮膚がんなどの腫瘍を引き起こすことがあります。
目に対する影響もあります。紫外線の大半は角膜で吸収され、角膜を透過した紫外線も水晶体が吸収します。紫外線の浴びすぎは、水晶体の病気(白内障)や結膜の病気(翼状片)といった眼疾患の原因の一つになるといわれています。ただし、紫外線にはビタミンDを体が合成するのを助ける良い働きもありますので、紫外線を理解して、上手に紫外線と付き合っていく必要があります。
紫外線の浴びすぎにより発症の可能性が高まる目の病気
  1. 紫外線角膜炎
    強い紫外線を浴びたときに起こる急性の角膜炎症で、結膜(白目)が充血したりひどくなった場合は強い痛みを伴います。雪面に反射した紫外線が原因の「雪目」が有名です。通常は2日程度で自然治癒します。
  2. 翼状片
    結膜(白目)の組織が増殖し、角膜(黒目)の部分まで侵入してくることによって視力障害を起こす病気です。農業や漁業など屋外での就労時間が長い人が罹患しやすいといわれています。増殖した組織を切除することで視力は回復しますが、再発する確率が高い病気です。
  3. 白内障
    白内障は眼の中にあるレンズ、水晶体が白濁する病気です。初期には水晶体が硬化し、老眼が進行します。濁りが強くなると光が透過しなくなるので視力が低下し、進行すると失明を引き起こします。
    白内障の20%は紫外線の浴びすぎが原因といわれています。治療としては白濁した水晶体を眼内レンズと入れ替える外科手術が行われます。

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